夏の終わりに、元文学少女の夢をかなえるために、
追分、軽井沢に行ってきました。

ここが一目でどなたのお宅か分かる方はかなりの文学好きでしょう。
「風立ちぬ、いざ、生きめやも…」、憧れましたよ、こんな無粋な私でも。
堀辰雄の本を読んだ時には、軽井沢にも、
知的で、色白で病弱な日傘が似合いそうな女性にも憧れました。
結局は正反対のオバサンになってしまった…

「ああ、本当にうれしいわ。50年の夢が叶いましたよ」と、
お客様が喜んでくださいました。
堀辰雄は、この書庫ができることを楽しみにしていたそうですが、
結局は完成を見ることができず49歳で亡くなったそうです。

こちらはお玄関ですが、冷え込みの厳しい追分で、
この扉はちょっと寒いかもしれないと思いましたが、
すっきりときれいな扉だと思いました。

軽井沢彫りの飾り棚は、もうちょっと磨いてあげたいなぁと思ったけれど、
家具は皆、何かを語っているような味わいがありました。

堀辰雄や室生犀星、芥川龍之介、川端康成なども利用していたという油屋旅館は、
旅館は廃業して新しくギャラリーなどとして利用されていると聞き、
http://aburaya-project.com/project/
見学させていただきました。

あいにく、平日は閉店しているがラリーや本屋さんが多くて残念。
また涼しい季節に訪ねてみたいと思いました。
追分、軽井沢はまだ続きがあるのですが長くのなるのでまた明日。