いただきもの

霧が濃くて、もうすぐ8時だというのに、
「まだ寝ていてもいい時間ですよ」
と言われているような朝です。
細かな雪が少しずつ積もっています。
雪が止んでからの雪かきのために、
なんて口実で今日は家の中でゴロゴロ。

「お土産持っていくと、一美さんがまた何か持たせてくれて
申し訳ないから何も持って行かなかったけど、
何も持って行かなくてもやっぱり、お土産持たせてくれたから」
と、息子の友人がこんなものを送ってきてくれました。
地元の山形の彼のお気に入りの品々のようです。
かえって気を遣わせてしまったけど、
こだわりのある、いかにも彼らしいものばかり。

「やぎさんゆうびん」のようなやりとりですが、
「ぼけないお茶」って、その奥深い配慮、
ありがたくいただきます。
みそ餅も、とってもおいしかったです。

そして、今作りかけの小屋が「ne.co.(根子、猫とも)」
という名前になる予定だと知った友人が、
彼女のお気に入りの猫の版画のカレンダーを
送ってきてくれました。
まだ完成は半年以上先なので、
今はペンションの女子トイレで、
女子心をグッと言わせてくれています。

そして、年賀状さえも出さないペンションに、
年賀状を送ってきてくださった皆さんに、
お礼状をかねての寒中見舞いの葉書を書き始めた私です。
お気持ちをいただいたら、お返ししなくちゃと・・・

郵便局に切手を買いにいったら、
キティちゃんか子犬写真かディズニーの絵柄しかなかったのです。
局員さんに「ねぇ、若い人、葉書なんて書くのかしら。
どうしてかわいい柄しかないのかしら」と話しかけると
「若い人に書いてもらいたいからじゃないですか」とのお返事で
「まぁ、かわいいのもいいけれど、
葉書なんて、オバアサンがオバアサンに出してるのが
現実だと思うけどねぇ」と、一言多いね、オバアサンは。

この国は、いつ大人になるのかしらねぇ・・・