なつかしい

今日も霧の中。
暖かい朝です。
気持ちのざわつく春ですが、
なんとなく懐かしい気分も味わっています。

たまに安否確認のために両親の家を訪ねます。
沈丁花がいい香りだと眺める二人に
「あはは、うちの天皇ご夫妻だね」
「ふふ、何がやの。あっちの天皇さんも元気でよかったね」
「あっちって?」
「本物さんの方よ」
「ええっ、本物さんって、馴れ馴れしいねぇ。
でも、どちらも元気で、仲良くてよかったね」
なんて会話をしました。

穏やかに暮らす高齢の方を見ると、
自分はまだこの年齢は未経験なのになんとなく
なつかしく、やさしい気持ちになるのはなぜかしら。

はがきでお便りを書くと、
便箋6枚にびっしりの手紙が届き感激して、
母のマーマレードやリンゴジャム、花豆をお送りしたら、
今度は千葉の野菜と4枚の手紙が届きました。
峰の原を出られて10年の方ですが、
あっぱれな人生の先輩夫妻の生き方に、
なつかしい気持ちと
私も頑張らなくちゃと励まされます。

先日菅平の学校の入学式に出席しました。
集合時間2分前には到着したけど、
受付で友人に「あなたが最後よ、急いで」と急き立てられました。
やはりピカピカの入学式、皆気合入ってる。
最近の入学式は、両親ともに出席が普通なのかしら、
始業式も兼ねてるけど、在校生は平服なのねぇなどと、
大昔の自分の入学式を思い出し、
なつかしいやら、
様変わりを観察して刺激を受けたり。