雨樋、あまくない

ちょっと、がっかり、
今日も、おひさまは顔を出してくれていません。

親方が竹の雨樋を取り付けている下で、
「かっこいい」「おっしゃれ」などと
ワイワイ女子たち(オバサンオバアサンを含む)が親方に、
かしましく声援を送っていたら、
「褒め殺ししてるでしょ」とニヤニヤ。

雨を降らすわけにもいかず、
ジョウロで水を流します。

おお、出てきた、出てきた。

おおお・・・

雨だれの行で、にっこり。
風邪ひかないでね。

うまくいったかのように思えましたが、
まだまだ改良が必要ということが判明。
竹は真っ直ぐなようで真っ直ぐではないし、
節の間は平のようで平らではなく・・・
「ちょっと考えよう」と、
再チャレンジのために帰っていった親方。


翌朝には、すでに、金具の位置が変わり、
傾斜の角度も改良されていました。
「朝早くに来てたよ」と、
ご近所さんが教えてくれました。
さすが親方、せっかち、いいえ、仕事が速い。

やはり自然素材を使うのは一筋縄ではいきません。
でも、そこがまた面白い。
ダメなら、またやり直せばいい。