2016年11月11日金曜日

幸せのお裾分け

儀式が苦手な私ですが、
昨日は、花婿の母でした。



子どもの世界は、マイペース。

親の私以上に、孫の結婚に感無量な二人。



新しい世代に幸せが受け継がれることを願っています。

結婚には複雑な思いのある私ですが、
結婚する若者たちに、
今までずっとこの歌を贈ってきました。
この歌は、全ての人の贈りたい。

祝 婚 歌
二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで
疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で 風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと 胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい


吉野弘

吉野さんについてはこちらをご覧ください。
http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3606/1.html