ぬかりないなぁ

今日も雪が溶けそうな日差し。
まだまだ寒い山の上とはいえ、
春を感じずにはいられなくなってきました。

ブログの訪問者が減り、
こんなことからも春がきたなと思っていましたが、
また、すこし戻ってきたのは、
ゴールデンウィークが近づいてきたからなのか、
あるいは、新年度のざわざわが落ち着いてきたからかしら。

昨日は、母の買い物にお付き合い。
父が免許を返納し、
母がさみしくなるかと思って心配していましたが、
何のことはない、彼女はぬかりなくどころか、
ちゃんと切り替えて、バスの時刻表とにらめっこ。
でもね、やっぱり自家用車のようにはいかないので、
たまに私達が、おつきあい。

上田城の千本桜は八分咲きくらいかな。
昨日は平日にもかかわらず、
駅やお城周辺は観光客の方が、
大勢散策を楽しんでおられました。

商業施設アリオの屋上からも上田城が見えます。
右前の電柱はは新幹線のもの。
金沢に向かう新幹線が、
サーっと通り過ぎて行きました。
写真が小さいのですが、お花見にいらしている
観光客の方がたも豆粒のようにたくさん写ってます。
真田丸は終わったけれど、
お館さまのご威光はまだ健在のよう。
さすが真田の皆様、ぬかりないなぁ。

母の家のあたりは、桜はまだつぼみでしたが、
庭のチューリップは見頃です。
この赤、この形、オーソドックスさが、なつかしい。

母は「運転してもらったから」と、
いつものようにスーパーで
握り寿司を買ってくれようとしていたのを
「いいわよ、なんか家にあるでしょ」断りました。

案の定、福永家の冷蔵庫には小さな容器が整然と並び、
食べ物がビッシリと詰まっていました。

食卓の上の写真を撮ろうとすると
「こんなもん撮るのぉ、恥ずかしいわ」
と、母はためらっていましたが、
肉じゃが、そら豆ごはん(朝炊いたそうです)、
ピラフ(前日の昼食の残り)、花豆の甘煮、
白菜の漬物、ナバナのおひたし、
お気に入りの練り物、かぼちゃの蒸したの、
大根の古漬けの炒めものなどなど。
こんなにマメに料理をしてる母、
真田のお館さま以上に、ぬかりないなぁ。