すべてが思い出

雨の朝を予想して起きてきたら、おひさまが。
こういう裏切られ方、悪くない。
庭に出ると、キビタキかな、きれいな声で囀り合ってました。
いや、ご近所に住んでるジョウビタキかな。
鳥の声、覚えられません。


食べ物が続いてすみません。
らっきょうの季節がきましたよ。
ペンションで昼食をお出ししていた頃は、
何キロもらっきょうをつけていたこともありましたが、
今は、私の季節の趣味ともうしますか・・・
関西出身といたしましては、らっきょうといえば鳥取砂丘。
長野のスーパーでも鳥取産があったので、ついつい。

ルバーブも、この季節になると手が伸びるものの一つ。
こちらは、長野に来てから知った味です。
近所の友人と、野尻湖まで買いに行ったのは、もう30年以上も前のこと。
スウェーデンの友人の家でも、
今頃、ルバーブのデザートが食卓を賑わしてるでしょうね。

らっきょうは、使い勝手を考えて、小瓶に分けました。

煮沸をした瓶の蓋には、アルコールをかけているのですが、
これは、40度という強者。
このロシアの強いお酒をおみやげにくださったのは、
学生時代から来てくれていた親しいお客さんでしたが、
これを持ってきてくれたその秋に亡くなられました。
まだ40代の若さでした。
最後に挨拶に来てくれたようで、
この瓶を見るたびに彼の笑顔を思い出します。

なにかをするたび、いろんな人の顔が浮かびます。
それだけ、皆さんのお世話になってきたということですね。
すべてが思い出と書いて、
思い出がすべてにならないようにと思ったのでした。