失恋じゃないのよ

今朝は、また霧の中。


伐採が終わった翌朝、最初のお客さんは初雪さん。

お昼ごろにはまた青空に。
一番大きな切り株に座って・・・

さて、これから・・・

庭が一気に明るくなったら、見えなかった、
いいえ、見て見ぬ振りをしていた場所が気になり始め、
まずは落ち葉に覆われ、草も茂り始めていた浄化槽を掘り出して

次は、灯油タンクの油受け。
消防署の査察のたびに、
中をきれいにしておくようにと言われていたのを思い出し・・・

小さいって、こういうときには便利だなぁとか、
被災地は大変だなぁなどと思いつつ・・・

「いやぁ、思い切ったわねぇ」などと見物に現れたご近所さんと
「そうでしょう」「ほら、明るいところで鏡見たら、シワやシミが気になるのと同じよ」
などと言いながら、泥出し作業をする私。

「なんで、切ったん」「そうか、そういうことね」
「すごいねぇ、うちもどうしよう」「ありがとう、いろいろ考えさせられたわ」
などと、翌日もまたご近所の見学者さん。

30本ほど木を伐って、長くしていた黒髪をバッサリ切ったら
「どうしたの」「失恋」「何かあったの」と怪訝に思われたり、
「すっきりしたわね」「似合ってるわよ」などと慰めを
言われていた乙女時代を思い出しています。
髪はまた伸びるし、すぐに以前のことなど忘れるものです。
それに自分は気にしていても、
他人様は、目の前のひとが髪を切ったことなど気づかないことが多い。
けっしてペンションに失恋したわけではないのです。
年をとって、自分の髪の毛にもなかなか気配りできなくなったから、
手間をかけなくても、いつもスッキリ見える髪型に
変えたってことみたいなものかな・・・

さて、これからゆっくり、この庭がどうなっていくのか観察してみよう。
あと何年、見続けられるかしらね。