雪だるま

朝、新聞を取りにポストに行くと、
カメラを持ったどこかのお客さんが歩いておられました。
思わず写真を取りたくなる朝ですね。


雪だるまを作ろうとしたら、固まらない・・・
いったい何年ここに住んでいるのよ、私。
ここの雪は乾燥してサラサラなのです。
そこで、水を持ってきて、水で湿らせながら、せっせせっせ。
さて、なぜこんなことしてるのかなぁ。

「こんなにいびつじゃ、失礼ね」とか「あの人は背が高くてダンディだし」なんて
あれこれ一人で想像しなが、とにかく大小セットの雪玉を2組作りました。
夢中になって、約束の時間が迫ってきてるのに気づかず大慌て。
さぁ、でかけよう。

家の庭の木の枝や、ストックしてあった木の実や木の皮なども箱に入れて持っていき、
お墓の前で、「これでどう」「かわいすぎるかな」「似てるかしら」と、
ワイワイお墓に話しかけ。

女の子っぽい雪だるま完成。
ツノハシバミの目元がチャーミングでしょ。
白髪のきれいな人だったので、白樺の皮を髪の毛に・・・
ツルウメモドキの髪飾りも。

そしてこちらは、ダンディなもと音楽の先生。
腕を広げて、コーラスの指揮をする姿みたいに。
彼は長髪のかっこいい人だったので、もみで髪の毛フサフサにしてみましたが、
いつも笑顔の優しい方だったのに、どうも口元が気に入らない・・・

ということで、口元を変えてみました。
うん、これでそっくりになりました。
昔みたいに素敵な歌声聞かせてくださるかしら・・・
白樺のお座布団を敷いて、ボタンは、オヤマボクチの実

記念撮影するって・・・
なんと今どき、写ルンですなんてカメラあるんだ。

ご近所のワンちゃん、ラブちゃんさっちゃんのお墓にもお参りして

わたしたちは、あの白い根子岳の麓に住んでいるのですよ。
さて、雪だるまさんたちは、天国にたどりつけたかしら。

この日の写真は、明日に続きます。