愛情表現

昨夜は大雨。
そして今朝は雲海。


とうとう、この時が来ました・・・

ここでペンションを始めた頃、お隣のおしゃれな若葉さんからいただいた
生成りの毛糸で、母がイギリスゴム編みで編んでくれたカーディガン。
軽くて、薄くて、暖かくて、すごく気に入って着ているうちにシミができて、
友人に染め直ししてもらって長年着ていたのですが、つぎ当てしても、
経年劣化と擦れでどんどん穴が増えていき・・・

こんなパッチワーク風のつぎ当てもしてもらってたのですが、
もう追いつかなくなって、いよいよ、捨てようかなぁと思い

染め直してもらった時に友人が付け替えてくれたボタンを外して、
黒檀の上等のボタンのようなので、返すことにしました。
そしてカーディガンは思い切って、燃えるゴミとしてゴミ箱にいれようとしたけど、
未練たらしい私は、また自分の部屋に戻しました・・・
こんな私なので、古い服がいっぱいあるかというと、
意外なことに衣装ケースなし、衣替えなしという暮らしです。
でも、もらい物やお下がりもあるのですよねぇ・・・
捨てたら増やさない、必要なものは捨てたら買うことにしています。

未練といえば、焦がしたピールも捨てられず。
なんとかお腹に入れようとしています。
そして鍋にこびりついたお焦げは、お湯で溶かして、へへ、カラメルソースにすることに。
諦め悪く、最後まで使い切りたい私。

焦がしたおかげで、鍋はピカピカ。
悪いことばかりではないのよ。

そんな日のお昼は、圧力鍋で煮て骨まで食べられるイワシでした。
とことん使う、とことん食べる。
これは、一種の愛情表現ですのよ。