古いものには


熱中症がニュースになっている季節に、
寒いなんていうと申し訳ないけれど、
うちの1階は夏でもひんやりで、長時間いると体の芯が冷えてしまいます。
贅沢かしらね。

これなんだかわかりますか。
その昔、こどものじゃんぐるのクリスマス会で、
クリスマスなのに、なぜか赤ずきんちゃんを演じる
(私達、なんでもありでめちゃくちゃでしたから)こととなり、
私はおばあさんの役ではなかった思うんだけど、
こんなキャップを母に作ってもらったんです。
丁寧に縫ってあって、ポイとは捨てられず、
で、今は気が向いたとき、厨房で被ってます。
こんなキャップがぴったりな、本物のおばあさんになってきました。

気が向いたときに、オーブンを磨いたり、戸棚やオーブンフードも拭いたりするのよね。
気が向かなくなったら、ただの古ぼけたゴミかなぁ。
まだ頑張って動いてくれてる私の相棒。
この傷すらも愛おしくて、新しくなんてできないわ。

台所から出て、ふと出窓を見て、急にガラスを磨こうと思いたち

ガラスを磨くってことはこれも全部、きれいに拭き掃除するってことなのよね。
プレゼントしてくれた人は、そんなことすら覚えてないかもなんて思いつつ、
ホコリを払って、拭きました。。

そうそう、北海道から来たとうもろこし人形の花も新しくしました。
奥のリースは、今は休業中の上田のお店のもの。
姪の友人で、お気に入りのお花屋さんだったんだけど、
またオープンしないかなぁ。

窓枠も拭きながら、シミを見ながら「頑張ってるねぇ」って声かける。
だって、もうこの窓も48歳。
ご苦労さんですね。

どんなに頑張っても新品に戻れないけど、
古いものには、新しいものには出せない味がある。