まかない食はありません

たまにはペンションのお料理ぐらい
紹介しなくちゃと思うのですが、
作り立てを急いでお出ししてるから
写真を撮る余裕もなく、
かといって写真撮影のために作るというズク
(長野ではこの言葉よく使います。
根性というのか根気というのか、
そういう意味で使われてると思います)
もないし、写真を撮るほどオシャレな料理でもなく…

そして、開業してからずっと、
わがやには「まかない」という食事はなくて
(要するにわざわざまた別のものを作るズクがない)、
よそのペンションでは、
同じものは食べないというところもあるんですが、

だいたいいつも、お客様と同じものを食べています。
まぁ、裏返しの考え方ですと、
自分の食べたい物をお出ししてるってことで、
なんてわがままな…

これは土曜日にお出しした根菜(大根、人参は波照間産、
ジャガイモは、北海道の有機農家から届いた似ても色が落ちない
ノーザンルビーというメークイン系のジャガイモなど)
と豚肉のトマト煮込みの残り。

ほうれん草のサラダの残り。
ここに松の実をパラパラと振りかけました。
ほうれん草のアクといわれいるエグミ、
ざらざらの原因はシュウ酸だそうですが
カルシウムと一緒にとればざらざら感が押さえられるので、
粉チーズをドレッシングに混ぜてみました。
油もまろやかな舌触りを作るのでいいと思います。
シュウ酸は茹でて水に晒すと抜けることが多いようですが、
ビタミンCなど水溶性の他の栄養素も溶け出すこともあるので、
たまには旬の野菜なので生で食べるのもいいかも。
シュウ酸は結石の原因になると言われていますが、
何でもですが、食べ過ぎなければ問題ないかな。
気になる方はこんなの検索してみましたので、
参考にどうぞ。

ほうれん草の葉っぱをサラダにしたので、
茎は、南瓜のニョッキ(南瓜が好きなんです。
粉は強力か薄力と迷った末に中力の長野県産地粉にしました)
のソースに、きのこといっしょに炒めて使いました。
こちらも生クリームだったのでカルシウムと一緒なので滑らか。
ソースをベジ風にしたい方は、
生クリームではなく豆乳でお試しください。