人生フルーツ

今朝は薄曇りかな。
今日はマインの定例作業日。
緋の滝の遊歩道整備には、ちょうどいいお天気。

昨日、午前中に時間ができたので、
またまた上田へ下りてきました。
山の上に住んでいると、どこに行くにもプチ旅行気分が味わえます。

いつもは女性が働いておられることの多い自慢やき屋さん、
珍しくオジサンだ・・・

上田には細い路地があるのです。
ずいぶん減りましたが、
昔迷い込んで車を擦ってしまった苦い記憶があります。
でも、すごく魅力的。

この左の医院なんて、もうほんとそそられる。
勝手にお医者さんはどんな人かと想像して楽しみました。
小柄なおじいさんで、ダボっとした白衣で、
皮のスリッパかなぁ・・・

ああ、この神社の奥だったのね。

バイクがやっとの道幅しかないのです。
でも、こんなところに散髪屋さんがある。

上田は、水路も残ってますよ。
水っていいなぁ。

返りは車の中からお花見。

やっとダムの桜が見頃です。

うちは、カタクリがそろそろ終わり、
ニリンソウが咲き始めました。

上田には、このドキュメンタリーを見に行ってました。
両親と同世代のご夫婦で、
ご主人は建築家でモダンで知的でユーモアのセンスもあり
生き方にこだわりもある方で、
サラリーマンだった父とはかなり違いますが、
夫のためにかいがいしく働く奥さんの姿が、
母と重なりました。
ご主人が亡くなられた後、
ご主人のご飯も以前と同じように毎日作られる情と、
「お父さんには悪いけど」と言いながらも、
思い切った庭の雑木林の木の剪定を
決断実行する奥さんに、
フフフ、さすがね、たいしたもんだとニンマリ。
このご夫婦は、この時代だったからこそ
生まれたご夫婦なのかもと。
新しい時代、また新たな人生フルーツが、
実るのでしょうね。

まだ私の父は健在ですが、
もし父が先に亡くなったら、
母はどんなふうに暮らすのだろうと考えたら、
ちょっとウルッとしてしまいました。

迷いながらも着々と年を重ねている私は、
自分の好きなように歳をとればいいのよと、
先輩に背中を押してもらったような気持ちになりました。
私の人生はどんな味の果物なのかしら。