スィートスプリングのタルト

昨日の午後から夕方にかけての土砂降りの雨は、
夜中に止み、少しだけ雪が降りました。
冬と春が日替わりです。

今日も昨日のお菓子の続編です。
滅多にお菓子を作らなくなったので、
たまに作るとなると、
今まで食べたことのないものを作ってみたいという
欲が出てしまうんですよね。

やっぱり季節のものがいいななどとも思うのです。
そこで家にあるものをざっと見て、
春はやっぱりオレンジでしょうということで、
オレンジのタルトというレシピを引っ張りだしてきました。
参考にした本は、バターではなく
オリーブオイルを使うお菓子の本です。
この本、単にバターをオリーブオイルに変えただけ、
味はどうなのなどのご意見もあるようですが、
実際に作ってみるとわかると思いますが、
失敗が少ないレシピだと思います。
油は、菜種油などにすると
(油は、できれば圧搾した油をお使いいただきたいな)
また風味も変わりますが、
それはお好み次第だと思います。
もちろんバターの風味も捨てがたいのですが、
私は、家にあるものでできる気軽さや、
センスが気に入ってます。

オリーブオイルでフランス菓子
http://www.amazon.co.jp/オリーブオイルでフランス菓子―おいしくて、体にもいい、新しい味のお菓子作り-磯貝-由恵/dp/4579211030


輸入のオレンジを使うと書いてあったのですが、
私は、天草の無農薬栽培の川野さんのお手紙に
スィートスプリングという蜜柑は、
タルトなどにあいますよとあったので、
この春らしい名前の蜜柑を使いました。
そして、このタルトは、
ブラックオリーブがアクセントになっていました。
でも、私の持っているブラックオリーブは
無添加なので、真っ黒じゃないんですよね。
でも、グリーンオリーブでもない・・・
アクセントにはなりにくいピンク色でした。

クリームは、卵黄は使いますが、ミルクではなく、
オレンジジュースで作ります。
でも、オレンジジュースが少し足りなかったので、
ちょうどもらっていた缶の長野産のりんごジュースを加えました。
ほんと、この辺は臨機応変。

そして、スィートスプリングだけでは
色のアクセントが足らないかなぁと、
パール柑
(グレープフルーツより硬めでしっかりしたお味かな)
も使うことにしました。

出来上がるとこんな感じ。
タルトの生地もバターではなくオリーブオイルで作ります。
植物油を使うと軽い口当たりにはなるのですが、
バターで作った生地よりも弾力がなく
ぽろぽろと扱いにくい上に、
焼き上がりもカリッと固くなります。

とまぁ、ここまではまだいいんですが、
これを12等分に均等に切り分けるのが問題です。
ケーキって、ホールの方がまとめやすくて飾りも簡単ですが、
小さく切りわけて、きれいに見えるようにするのって、
これは以外に難しい。
もう本当にガックリしてしまいましたぁ。

そして、食べる時にオリーブオイルをかけていただくのですが、
今まで食べたことのない味でした。
なんというか不思議な味なのですが、
なんかまた食べたくなるような味とでもいいましょうか、
久々に、楽しませていただきました。

そして昨日のムースは、ショウガシロップをかけて、
こんな風に仕上がりました。
こちらは、酒井礼子のなごみ菓子という本を参考にしました。
酒井さんのレシピも私は好きです。
ときどき気が向いた時に作ってみたくなる本です。
スイカのゼリーは手間もかかりますがおいしいし、
ほうじ茶プリンも、いいお味。

昨日のブログ「さくら」に,補足を加えました。