乙女高原2

きのうの乙女高原の続きです。

これを見て何か感じ取られますか?
いい感じに下草が刈り取られてるって・・・
違うのですよ、しかの食害で、こんなになにも何もないのです。
芽が出たばかりの樹木もなく、
この林は、いつかなくなるかもですが・・・

樹齢何百年もの1本の苔むしたブナの木があります。
なぜ残ったのか、あれこれ想像するのですが、
文献はなくわかりません。
オーイ、ブナじいさん、話ておくれ。

他の木は明治期に一度ほとんどなくなるほど伐採され
(燃料や枕木などとして切り出されたようです)、
今は、子どもたちが、残ったブナじいさんを大切に守るために、
根元に枯れ葉を集めて埋めているそうです。
その説明をお聞きしているところ。

数年前は、ウンチに興味があったとおっしゃる植原さん。
「これは、テンですね。
サルナシ食べてるので緑です。新しいなぁ」と。
今、峰の原でもサルナシが食べごろ。

草原にはリンドウが咲いていました。
こうして見ると、峰の原に多いエゾリンドウと
見分けがつきますね。

ここはしか外が草原にもおよんで大問題になっています。

こういうネットで囲われた場所には、
写真ではわかりにくいのですが、
草原の花が復活しています。

峰の原でもたまにニホンジカを見ますが、
注意をして見守り、
早めの対策が必要ですね。

うーん、これは峰の原では見ないなぁ。
湿地は、スキー場の下の簿わき水の
あたりに少しあるくらいですものね。

そう、この丸い草玉は、スゲでできているヤチ坊主。
谷川スゲという種類だそうで、
このちいさな湿原に3000個もあるそうです。
おもしろいなぁ。

そしてこれは、ヤエハダカンバ。
ここのシラカバ、ダテカンバのカンバの3兄弟の一人。

この鉄塔(柏崎からの電気が東京へと流れてます)
に手前のロッジのあたりも
40年前はスキー場で草原だったそうですが、
40年経つと、こんな森に戻ります。

あらためて自然の力、魅力を感じた1日でした。
さぁ、峰の原の草原どうしよう。

植原さん、ご案内ありがとうございます。