峰の原の草原をつくろう!

台風12号の動きが気になります。
10号の被害の大きかった地域、
そして熊本、東北大震災で地盤が低くなったところ、
心配な場所を数え始めるときりがありません。
災害の多い国だと心せねば。
でも、裏返して考えれば、
それだけ自然が豊かな国でもあるような気がします。

昨日は「峰の原の草原をつくろう!」の第2回。
自然観察会でした。
最初のお話は「僕なんて、マニアじゃないですよ」
とおっしゃる正真正銘の虫マニア、おっと失礼、
虫好きなペンションスタートラインの古川さんの虫な話。

始まる前、大きな発泡スチロールを持ち込まれたので
「マジシャンですから」とご紹介したのですが、

出てくる出てくる・・・
彼はシーズン中、忙しい仕事の傍ら
こんなものを眺めて癒やされているそうです。
「カップで観察する虫達」なんて本が出せそう。

彼のカップの中に入っていたヒカゲチョウの幼虫。
「かわいい。私も飼いたくなっちゃう」という、
古川マジックに掛かってしまった人も。
足というか、ペタペタくっつく
吸盤の形がなんてかわいいんだろう。
こうして虫好き、いいえ、
虫を怖がらない人が一人でも増えるといいな。
虫を見て「きゃー」という人が多いのですが、
虫にとって人間は「きゃー」なんかでは
済まされないほど恐ろしいものです。
虫達にとって、私達はゴジラなんです。

虫マニアの話のあとは自然観察の講師の
皆さんの自己紹介。
こちらは植物マニア?ですね。


お天気もよく、いい雰囲気。
「えー、草原というものはですねぇ」ってお話かしら。

ほら、お手洗いの花壇の前でも皆さんが
熱心に話を聞いておられます。
スタートしたものの、なかなか前に進まない。

種の話までとなると、
そりゃぁ、前に進めないですよね。

今回私の中で独断で決めたことがあります。
ずっと峰の原の見晴らし台周辺のリンドウが
気になっていたのですが、
私の勝手な見方として、
これはオヤマノリンドウ。
でもね、もしかしたら、
たんにエゾリンドウの成熟していない若いか
栄養のない個体かも・・・
いや、オヤマノリンドウってことでいいや。

そしてこちらが私の中ではリンドウ。
そして、今あちこちでたくさん花をつけているのは
エゾリンドウってことで・・・
見分け方の参考にしていただくサイトは
こちらでいいかがかしら。

そして、帰ってきてからは、
今日見たものの中から自分の気に入ったものを
「お印」にしようという工作の時間。

皆さん、どうしてこんなにセンスが良いんだろう。
凄いなぁと感心するばかりで、
私は役に立たない応援団長。

美味しいケーキと紅茶で、
ほっと一息。

まだまだ改善点はあるとは思いますが、
生き物(もちろん人間も生き物)への愛情が
いっぱいの皆さんと生き物から元気を頂いたのおかげで、
のんびり、ほっこりとした峰の原らしさを
味わっていただけたような気がします。
皆さん、ありがとうございました。