撹乱

今朝もいいお天気。
明日は大雨という予報。
やっと本当の梅雨入りかしら。

ツキヌキソウ
この植物のことご存知かしら。
世界では、中国と日本で確認されていて、
日本では長野県のこの辺りにしかないらしい。
環境省のレッドデータでは絶滅危惧種Ⅱ類、長野県でも
人為的な理由だけではなく、環境の変化などで
絶滅が心配されているようです。
峰の原でも、私が確認するようになってから2カ所で、
姿が消えています。

心配はしています。
でもね、私はきっと彼らは私たちが死んでしまってからも、
また環境が良くなったら出てくると信じています。
それまで、息をひそめているだけなんだろうって・・・
自然界の生き物は、そんなにヤワじゃないと思ってます。

以前のペンション記念館の庭
(いまでも自由にご覧いただけます)に、
環境の変化を心配したグッチ教授が移植した
ツキヌキソウが育っています。

ツキヌキソウが
いろいろなことを考えさせてくれて、
教えてくれているような気がします。

ミヤマハナシノブ
毎年、ご紹介していると思いますが、
この花も、いったいどこから、
どうして(誰が連れてきたの)やって来たのかしら・・・

自然界では「撹乱」という現象が人為的にも
自然にも起きることがあります。
それがいったい何を意味するのか。
撹乱生態学という学問もあるようです。

ときどき料理に使っている
ローズマリーにたった1つ、小さな花が咲いていました。
このローズマリーはどこで生まれたのだろう。

Ne.co.が西に傾きかけた太陽の光を浴びて輝いていました。
この場所,どうすればもっと皆さんに
喜んで使ってもらえるようになるのかなぁと、
ノシバに水をやりながら考えていました。

自然界の生き物のように、
予期せぬ撹乱(人為的にも自然にも)があったとしても
焦らず、じっくり、その時が来るまで、
たくましく生き延びていけられるといいなぁ。