ませた子ども

うっかりアップせずに外出してしまって、
更新が遅くなりました。


この間、この本を作っているSPECTATORさんから、
「新しいの、出たんで・・・」と、いただきました。
「最近文字が多くなってるんですが、今回は漫画も・・・」って。
なんと「つげ義春」特集で、
赤塚不二夫のノートまでもらっちゃった。
いやぁ、私が中学か高校だった頃、
GAROって漫画雑誌があって、
友人たちが読んでいて、私にも貸してくれてました。
実際私には、つげ義春さんの漫画までは理解できてなかったけど、
友だちは、ほんまにわかってたんかなぁ・・・
私たち、すすんでたというのか、ませてたというべきか、
いかにも中学生らしいってことかな。

今思うと、小学校の時からかなり私たちませてた。
今から、50年以上前のこどもです。
ランドセル背負いながら、赤塚不二夫のおそ松くんを読みながら、
007シリーズ読んだり、スタンダールの赤と黒なんかも、
バルザックとか、わかりもしないのに読んでた。
中学校では、男の子はバンドを作ってテープに録音して、
どこかに応募したり、私たちにも配ったりしてたし、
洋楽ばっかり聞いてたし、海外のバンドに憧れて
コンサートに東京まで行ったりしてた女の子もいたし・・・
小学生や中学生でも美大や音大に行くと行って東京まで習いに行ったり、
宝塚を受験するとレッスンに通っていた子もいました。
そうそう、高校生のおねえちゃんと一緒に
ビートルズにキャーキャー言ってた子もいましたよ。
のびのびと自由にそんな子ども時代を過ごしてたので、
いまどきの小学生や中学生が多少のことをしようとも、
なんとなく、そやねとわかる気がします。
テレビとラジオはあったけど、ネットもない時代に、
みんなどこからあんなに情報集めてたのかしら。
あの時代、なんだったんだろうなぁ・・・

少々ませた子どもも、還暦過ぎたら、
普通にジイサンバアサンです。
今漫画を読むと、
つげさんも、普通のジイサンに思えてきた・・・