東御サンババ旅

今日はひな祭り。
母はちらし寿司を作るのかしら。


この間、関西系オバアサン仲間で東御市の梅野記念絵画館で開始中だった
友人(やっぱり還暦過ぎのオバアサンですが)も参加している
女性工芸家の展覧会に行ってきました。
今回は私が運転手だったんですけど、ナビあるのにナビ使わずに、
ポンコツ頭で覚えた頭の地図で出かけたら、迷った、迷った。
そして、「なんでナビ使わへんの」と呆れられました。
道って自分で探すからおもしろいというか、
迷っても自分の勘を試すのが、たのしくて、つい。
ごめん、迷惑かけたのは反省しています・・・



実は二度目なんですけどねぇ、前は迷わずこれたのに。
見晴らしのいい場所にあるんですよ、ぜひおでかけください。

友人は陶芸で出展していたのですが、
今回私が一番興味を抱いたのはこの方の絹の染織作品。

ピンぼけで見づらいのですが、
この細い細い生糸一本が、
十六個のまゆから出た糸からでできてるんですって。
私の白髪より細そうなのに・・・
で、この歳になって、真綿は綿ではないということも教わりました。
真綿で首を絞めるというのは、繊維が切れる綿で首をしめることはできず、
絹でしめるということだったのね。
その真綿から糸を撚ったものが、紬糸で、
その糸で織ると紬になって、より丈夫な絹織物になるとのこと。
いやいやいや、繭の話や生産地の話、織り方や染色の話など、
ずっと聞いていたくなるほど面白かったです。

草木染めの材料に刈安という文字を見つけ、ここでまたススキとカリヤスの話になり、
私があまりに熱心に話し込むので、友人たちはどこかに行ってしまいました。
いやぁ、絹織物を糸から紡いで染めるなんて気が遠くなります。
でも、やってる人がいるのよねぇ・・・
着物のストールもご縁はなさそうですが、
いいもの見せていただきました。

サンババ旅は次回に続きます。