しんみり

重い雪が風もなく、しんしんと降り積もっています。


この掃除ネタ、そろそろ終わりにしたいのですが、
家事、片付けに終わりというものはなく・・・
昨日はこの、昔の言葉だと水屋(ミズヤ)というか食器棚、
東京に両親が住んでいたときから使っているものなのでもう半世紀以上使ってます。
合板の安物で、デザインだっていまいちなんですが、しっくりこの場所に収まってるし、
壊れてないのに捨てるのは心苦しいし・・・
あれ、私のことかも。

そしてこちらも同時に片付けました。
すべてが30人くらいのお客さんをこなしていた時代のままで、
今はこんなにいらないのですが、
もし誰かここを次にやるような人がいるとしたら、
置いておいてあげたほうがいいのかなぁって・・・
でも、こんな古いものいらないだろうなぁ。

ケーキの型、パンの道具などなど、これもまた全てが多い。
今考えると、ああいうのが景気がいいということだったのかもと。
なんでも簡単に買ってた気がします、しんみり・・・

シンクの上に登って、アクロバティックな大勢で、ゴシゴシ。

私66歳ですが、けっこうこういう作業って体力気力がいるんですが、
いつまでこんなことやれるかなぁ・・・
私よりも、ご高齢なペンションの皆さんは、いったいどうしておられるのかなぁ。
ペンションでなくても、家を持つって大変だけど、どうすればいいのかなぁ、これから。
お金貯めて、お掃除屋さんを雇うかなぁ・・・

クラシックなマドレーヌの型もいっぱい。
この他にシェル型も持ってるのですが、今どきはこういう型もシリコン製かな。
捨てたほうがいいのかなぁと眺めながら、また片付けるという繰り返し。
子どもの砂場のままごと遊びにいいかも。

おや、まてよ、こういうの、この間行った、おしゃれな若者がやってた
古道具屋さんに似合いそうだわねぇ。
だって、うちにあるような温度計とか、陶磁器の碍子まで売ったし、
錆びてるほうが喜ばれそう・・・

無言で掃除しながら、しんみり、あれこれ考える。
これは、もはや精神修行に近いかも。
今日は、いよいよレンジフードやります。