粘菌

もういらない、もう取らないでおこうと思いつつ、
雪が溶けた場所から次々にフキノトウが顔をだし、
見たらついついとってしまいます。


気温が0度近い土曜日、何やら地面近くを見つめる人たちが・・・


同じように見えますが顕微鏡で見ると違いがわかるそうです。
そして、保管方法は紙箱に入れておいておくだけとか。
案外頑丈で潰れないそうです。

好雪性変形菌と言われるものをお探しだったのです。
子どもから年配の方まで皆さん真剣な眼差しでした。
粘菌学会だとか。
かの博物、民族、生物学者だった南方熊楠は粘菌の研究者としても有名です。

彼らの熱気に霧氷も解けそう。

日曜日も粘菌探しだとおっしゃっていましたが、
お天気良くなりそうですね。

私はもっぱら苔など見たり

これもなにかその仲間かなぁとか・・・
終始野次馬でした。

夕方になってやっと晴れて、夕日が赤く沈みました。
屋根から落ちた雪も、あと少しとなり、出窓から外の景色が見えるようになりました。


人間に見えないところでも、生命は命を育んでいます。
知らないことばかり・・・