児玉家その4

今朝、庭にはうっすら雪が積もってます。
暖かいので、すぐに溶けるでしょう。


さて、これは、ご親戚の方が、松代の真田家の孫が児玉家に嫁いだということで、
そのお墓を見つけるために調査し、
手書きでそれぞれの墓石を描いてまとめられたというもの。
すごいなぁ、ここのご一族の皆さんは。

母屋の2階から繭の倉庫だったという建物を見てます。
干し柿1000個ほど干してあるところまで、ロープをかけて渡していたそうですs.

こちらの屋根は増築部分でこどもの勉強部屋の屋根。

そして繭の倉庫の横には、次男の方が増築されたゲストハウスも。
太陽光パネルまで・・・
時代の移り変わりがわかります。

2階には柿右衛門などの陶器なども無造作に。
これは先代のご当主が趣味で集められたとか。

ここの屋根瓦の上の装飾の部分(なにか名前があるのでしょうね)
の瓦は向こうが見えるように空間がありますが

蔵の上の部分は、漆喰で塞がれていますが、
これは関東大震災の後に埋められたと聞いたような(浅間の噴火ではなかったはず)。
そして軒下部分に黒いものが見えますが、
これは戦争のときに白い蔵が目立ちつということで黒く塗った名残だとか。
あちこちに、それぞれの時代の痕跡がありますね。

さて、次は土蔵の中へ。
あれ、よく見ると、内閣総理大臣羽田孜とあるような・・・

私は全く知らないのですが、所ジョージさんの番組だかで、
開かずの金庫を開けるというような企画があったそうで、
「お宅に、開かずの金庫はありませんかと問い合わせがきて、ありますよって言ったら、
じゃぁ、いきますからって・・・」とかで、

番組で金庫を開けてもらったら、中から出てきたのは、札束ではなく、
誰それにお金を貸しただのというような、契約書のような紙(書類)ばかり出てきたとか。

今は、1階には、先代が趣味で作られた焼き物や絵や自家栽培の
不耕起有機栽培のお米などが置かれたり

あの元気なご当主のお孫さんたちの絵も飾られています。

そして二階には、こんな龍の襖絵があり

裏の天井にはツルや鷹の絵があり

どうもこれは、ここの直ぐ近くの歌舞伎舞台の図柄とにているとのことで、
どこかの歌舞伎舞台のものだったのではと・・・

さて、土蔵から出た軒下にはこんな物がありました。
子どもたちがチョークで遊んだりしてたけど、
これは、大きな岩などを運ぶ道具だったとか・・・

そしてこちらは、時代劇で見たような記憶もある、
消火器のようなもので、この箱の中に水を吸い上げるようなもの?があって、
この両側に付きでた棒をギッコンバッタンと上げたり下げたりしていたのかなぁ。
まぁ、こんな大きなお屋敷なら、自前の消火設備も必要でしょうね。

これで母屋がやっと終了・・・
明日で終われるかしら。