高いところで風が回っている音がして、木々が揺れています。
そんな中でもシジュウカラのおしゃべりが聞こえます。
「ええっ、ここ降りるノォ」と言いながらも滑り降りて
背丈以上の笹っぱらをくぐり
「来なきゃよかったわぁ」と言われ「もう少しよ」と励まし
ムムム、もしかして油田かも・・・
福寿草が咲く場所にたどり着き
この、地面から染み出す一滴が
小さな沢になり、いくつもの支流からの水が集まり、千曲川に流れ込み、
日本一長い川、信濃川になり、日本海に注ぎ込むのです。
海から大気に帰り、雨になって地面に染み込んで・・・
いつもの緋の滝ですが、毎回違う。
そう感じると、毎日がアドベンチャー。
すべてのもの巡り、そして変わってゆくのね。