雪の日の過ごし方

 おはようございます。
雪は止みましたが、
夕べ菅平の観測地点では
マイナス8度近くまで下がったようです。
この窓の温度計はあてになりませんが、
玄関の温度計は、朝8時でマイナス6度でした。


昨日は、予定されていた高原史の集まりも雪で中止になり、
掃除も済ませていたし、こんなお天気に誰来ないし、
週末は電話もないし、メールも少ないし、
完全に私の気持ちもオフ。
一人で、夕べの蒸し物鍋のだし汁でおじやを作り、
読書三昧。
ずっと最初の数ページしか読めず、
寝かしてあった「小さいおうち」
(中島京子)を読みました。
この本は、山田洋次監督が映画になさるそうですね。
昨日は、気分が向いていたのか一気に最後まで読みました。
作家さんって、やっぱりすごいなぁ。
言葉の世界を楽しませていただきました。

私は、もし、「一番心に残る絵本はなんですか」と尋ねられたら、
たぶん「ちいさいのおうち」(バージニア・リーバートン)
と、答えると思うのですが、
中島さんの「小さなおうち」もこの本がからんできます。


ちいさいおうちが日本で翻訳出版されたのは、1954年。
私の人生のスタートとほぼ同じ頃。
その絵本を初めて見たのは、六甲の摩耶山ケーブール駅の近くの、
ちょっと教育熱心なハイカラな父の会社の友人の家でした。
その洋風な家の玄関の脇には、シュロの木が植えてありました。
そうそう、今思えば、その家も、
この中島さん「小さいおうち」のようにちょっとモダンでした。
あの頃の神戸には、洋館だけでなく、
ちょっと洋風な家があちこちにあったような気がしますが、
それは私の勝手な夢だったのかもね。
そうそう、トトロのあの家も、そうですね。

バージニア・リーバートンといえば、
この絵本もお気に入り。
名作中の名作だと思うなぁ。
今日は雪が融けるまで、
この絵本でも読んでみようかな。