パンドラの箱

連休はもう終わったと思っていたら、
昨日もまだお休みだったのですね。
長いお休みでした。

姪に布団をあげる約束をしたので、
布団を引っ張りだしたまでは良かったのですが・・・
開かずの間を開けたというか、
パンドラの箱を開けてしまった気分。

なぜ、あの狭いリネン室に
これだけのものが入っていたのか・・・
どれもこれもいらないといえば、
いらないようなものばかり。

カナダにいる長男は、たくさんの思い出を抱えてるようで
(もちろん、皆大切でしょうが)、
この部屋だけでもダンボール箱4箱、衣装ケース2箱、
それ以外にこんなものも「捨てないで」と置いています。
これを捨てることができるのは本人だけでしょう。
いつか捨てるんだろうか・・・

私のものはアルバムの入ったダンボール1箱だけでしたが、
こんなものもありました。
短大で、大阪かどこかの絨毯屋さんから
機械と糸を取り寄せて、
こんなものを作らせてもらったのです。
一体何の授業だったのかなぁ。
休みの日にまで出かけて、
手が痛くなるまで作っていたので、
こんなものどうしようもないのですが、
捨てられず・・・
困ったなぁ。

母にもこんな若い時があったのね。
なんだか妙にハイカラな感じが。

たぶんこれは母の手作りのヤッケを着て、
学校を早退して、初めて父とスキーに行った
時の写真だと思います。
今と同じことして遊んでる。

私も女子高生という時代があったのね。
本当に楽しそう。
学園ドラマができそうな個性派ばかりでした。
皆、おばあさんになってるのね。

長男が小学校で作ったバンドーラという楽器。
次男が「これ、やばいね。ちょっと借りてくよ」と、
持っていきました。
このケースは、おばあちゃんの手作りです。
長男の思い出段ダンボール箱には、
おばあちゃんの字で「一郎」と書いてあり、
うちの子達は、おばあちゃん、おじいちゃんが
育ててくれたという証拠があちこちに残っていました。

うちのパンドラの箱の底には、
「希望」が残っていたのかしら・・・