幸せになる食べ物

おいしさについて、
なんとなく考え続けています。

一昨日は、朝昼晩、おやつまでも、いただきものでした。
ごちそうさまでした。
関西は(神戸方面だけかな)、うなぎより焼あなご。
こどものころ、行商のオバサンが自転車の後ろに
木箱を積んで売りに来ていたような記憶があります。
神戸の親戚から両親のところに届いた焼あなごが、
私のところにも回ってきました。
焼き穴子丼にしていただきました。
しみじみとおいしかった。

大阪へ、スノーボードの営業に行っていた息子が
「ナベさん(息子の友人で髭面のオジサン)が、
赤福買うと幸せな気分になれるって、
赤福買いたいって言ってさぁ」と、
ついでに赤福を買ってきてくれました。
久しぶりの赤福、おいしかったなぁ。
それにしても、そんな髭面のオジサンでさえ、
買うことだけで幸せな気持ちさせるって、
すごいです。
「名物にうまいものなし」って言うけれど、
赤福は、うまい!

昨日、facebookで料理研究家の
土井善晴さんの「一汁一菜」の記事を読みました。
ペンションで40年、食事を作り続け、
ずっと、何が喜んでいただけるのか、
おいしいのかしら、料理ってなんだろうと悩み
(たのしみでもあったのですが)続けてます。
いまだに納得できず・・・

そんな私は、歳のせいなのか、
珍しいもの、
おいしいものをたくさん食べた時よりも、
一品に、気持ちがほっと安らぎます。

いっそペンションも、
一汁一菜にしちゃおうかしら。
ますますペンションじゃなくなっちゃうか・・・

自然の食べ物がすくなったこの季節、
このスワッグのノイバラの実が、
毎日すこしずつ減っていくのがわかります。
野鳥にとっては、ノイバラの実は、
命をつなぐ貴重な食べ物。

幸せになる食べ物って・・・