ふと思いついて作ったイノシシ肉のカレーをふるまったら、
「すごくおいしい!」なんて、
そんな怪しい噂が本物の猟師さんに伝わったようで・・・
「カレーを作ってほしい」と、
ドーンと今度は鹿肉が届きました。
「モモも1本骨付のまま持って来たんだけど」と
おっしゃったのは、
丁重にご辞退させていただき・・・
望月にも手伝ってもらって、
お肉の掃除をして、
とりあえず大きめの一口大に切って、
下味をつけて1日寝かすことしました。
あばらは、近所のジビエマイスターが
圧力鍋で出汁をとってくれました。
この鹿はどんな大きさだったのか、
どんなふうに暮らしていたのか、
どんな顔をしていたのかなど、
いろんなことを考えながら肉をそぎおとしました。
下味をつけたお肉に焼き色をつけて
この間大量に作った飴色タマネギを使って、
お気に入りのタモリさんカレー
(今やすっかり自分流ですが)にして、
姪がこどもと散歩中に仲良くなった別荘に方から
貰ったというシイタケも入れて、
鹿肉カレー、できました。
喜んでいただけるといいけれど。
こんなお味でいいのかなぁ・・・
なにせ、にわかジビエ料理研究家ですからねぇ。
ジビエ肉は高いといわれますが、
どこにいるかわからないものを探して捕獲して、
運んで、解体して、それぞれの部位にわけ、
片付けるんですよ。
片付けるんですよ。
一本釣りにカツオが高いのと同じ。
獲物も猟師も真剣勝負。
高くて当然なんですよ。わかってね。