峰の原の草原を作ろう!No.9

今日もお昼頃から雨の予報。
ここ数日の雨で、ガラリと季節が変わるのでしょうか。


今年で9回目、7月2日の草原で作ろうでは、
すすき刈りなど、実働を体験していただきました。
そして、9月3日は、その場所の観察会。
まず、峰の原の成り立ち、そして、今、日本の草原の現状、
峰の原、菅平地域の草原について、筑波大学の専門家からのレクチャーも。

今年のゲストは、植物研究家でありミュージシャン、写真家のいがりまさしさん。
この細身の体と穏やかな笑顔の奥には、
植物への情熱が沸々と・・・

夏の間は、白馬の五竜の高山植物園で1月ほど滞在なさって、
出店もなさっておられます。
イガリさんはすみれの図鑑なども出しておられ、知る人ぞ知るの専門家です。

この世界では有名な方で、
いがりファンという方々もおられ、参加してくださいました。

人数が多く、筑波大学の先生や、菅平のやまぼうし自然学校の方たちにも
フォローをしていただきました。
いつもご協力、ありがとうございます。

この日初めて知った、ミヤマホソエノアザミ。
アザミの違いはよくわからない。
長野県で見られる固有種のようです。

そして、今、いがりさんが重点的に調査しておられるのがセリ科。
これはシシウドの花序。この蜘蛛の巣のようなものは蜘蛛が作ったのではなくて、
メイガの一種が、ここに卵を生み、花を食べながら成長しているそうです。
そして、同じセリ科の中で、最初に出てきた花序を後で出てきた花序が
つぎつぎと追い越す(このことを革命的花序というらしいです)ので、
このシシウドの特徴でアマニュウなどとの見分けるのに役立つ
(記憶違いならごめんなさい)。

まだまだ、下記足りないので、続きは明日。