いざ、余里へ パート1


三月の風 四月の雨が 五月の花を連れてくる。
ヨーロッパには、そんなことわざがあるようです。
今朝の雨を見ながら思い出しました。


我が家のサンカヨウが咲き始めました。

その横に、シロバナエンレイソウも

ウスバサイシンも

庭の花を見てからお客さんのチェックアウト後の片付け、掃除を済ませて、
「行こう」という気持ちがムラムラと湧いて・・・

お昼前に出かけ、この新しくできたというパン屋さんでパンを買って食べようということに。
この道でいいんだろうかという不安になるような狭い急な坂道の先にあり、
やっと辿り着いたと思ったらsoldoutって看板が出てた・・・

じゃぁって、友人が検索して探したお店。
一度、通り過ぎてしまうほどの看板しか出てないお店に、
今度こそはと、靴をぬいで上がり、お水もメニューも出してもらったのですが、
なぜかとても紳士的で親切な店主が「うちでもいいのですが、
せっかく余里に行かれるなら、オススメのお店があるので、ぜひそちらにいかれて、
地元の話を聞いていただいて・・・」と強く、強くおっしゃるので
(まるで、他の宿をオススメする私のよう。
そうなのよね、お客さんにはお客さんに合いそうなところを勧めたくなるのよね。
まぁ、勝手な思い込みなところでもあるけれど)
その彼の得体の知れぬ優しさというか情熱に、
お腹ぺこぺこでしたが、オススメのお店へ行くことに・・・

振られた2軒の店は、カメラの設定を間違ってたので、
わざとじゃなくて、完全なるピンボケです。
やはり、ご縁がなかったのかもねぇ。

その彼の激推しのカフェっていうのがこちら。

おむすび定食にありつけそう。

むむ、こだわり強そう。

ますますそういう感じ強くなり、ここでも断られるかもとビクビクし、
店主ご夫妻に、他のカフェで紹介されてを話しこちらに伺ったと申し上げると、
「なぜでしょうねぇ」と、少し怪訝な様子をされたものの、
「彼ならそうかもねぇ」ということでしたが、
「うちは、食事はあまりないのよ。おにぎり定食が2人分だけあります」
と言われ、二人で「ぜひ」「お腹ペコペコなんです」と、すがりつきました。



埼玉からの移住されて、セルフリノベーションされたということで、
ご主人のこだわりが、そこかしこに。
自転車、ホッケースティック、バット・・・
ここにテレマークスキーが飾ってあっても違和感なしだわね。
ご本人は「マゾですから」って。

店内入り口では、奥様の手作りのお菓子が並んでます。

奥では、くつろがれているお客様の姿も

芝桜が昭和な感じを演出してますね。

はぁ、やっとご飯だ。
若い友人は、これでは足らなかったようですが、おばあさんには、これで十分。
ごちそうさまでした。

パート2、すごいですよ、ご期待ください。