それらしいもの⋯

湿り気を感じる朝。
薄紫のうすい雲海の向こうに大きな北アルプスと飯縄山が見えます。


昨日、そうだ、雛祭といえばちらし寿司じゃないかとひらめいた。
ちょうど白米が3合分くらいあるし、ちりめんじゃこもあるぞ。
いりごまも入れようか。

本来は干し椎茸ですが、ゆっくり戻している時間がない

週末に使うかと思って買ったしいたけ残ってる、
まぁこれでいいや

うーん解凍した鯖には「加熱用」と書いてあったので、
焼いてから甘酢に漬けて、しめ鯖もどきにしちゃおう

絹さやがないからブロッコリー、冷凍にしておいたエビも奮発

実は、どうってことない錦糸卵を焼くのが、
なぜか好きなんですよねぇ、昔から。
特に裏返すときと切るときがいいなぁ。

てっぺんにのっているの、一見紅生姜ですが、
なかったので、紅芯大根を酢漬けにしていたから細切りにして、
映え狙いに盛ってみました。
いや、やっぱりここは甘酢漬けの生姜がほしい、味的には。

そして、まだ残していた半個の百合根を、エビを酒蒸しした時に
鍋にわずかに残っただし汁をお湯で薄めて、塩と薄口醤油を足して、
卵を溶いて茶碗蒸しにしました。
圧力鍋で圧がかかっったらすぐに火を止めて作ると、
スも入らずあっという間にできあがり。

ありあわせで、何となくそれらしいお寿司出来上がり。
2度と同じものは作れません。
これが家庭料理に醍醐味かな。