いそいそと

昨日、お菓子パーティのは寒い朝でした。

しっかりと霜が降り、下界から見たら山は真っ白だったかな。

さぁ、ラストスパート11時までに完成させよ。
今年の私の出品は、十八番の「りんごのサワークリームパイ」
これは、今は絶版となった中央公論が出していた「暮らしの設計」シリーズの1冊
「プロに学ぶ洋菓子のコツ」(昭和63年とあるので、1988年ということは32年前の本)で
紹介された京都のシェ・ラ・メールという女性ばかりで営むお店の人気のパイ。
今年、滋賀県に移転したようです。

そうね、あの頃、私毎日のようにお菓子を作っていて、
いつかはケーキ屋さんになりたいなんて思っていたこともありました。
ふふ、今ならパティシエっていうのかな。

何回も作って、レシピもちょっとアレンジしています。
今回は紅玉の皮の色があまりに美しいので、少し皮も残してみました。
パイは、焼きたてのサクサク感、儚さがいいですよね。
なんとかサクサク感を長持ちさせようといろいろ研究したこともあったけど、
結局のところ、作りたてを食べるのがいちばんの贅沢。
となると、見た目など気にせず、自分で作りたて食べるのがいちばんかな。
今なら、何かパリッと感を長持ちさせる添加物でも出てるのかもね。


もう1品は、台所にゴロンと存在感を見せるビーツをなんとかしたいと・・・
そして、パイがバターやサワークリームたっぷりだったので、
軽いものはどうかなぁと思ってカッテージチーズと絹ごしどうふのババロアのデザートに。

今回はコロナということで、お菓子パーティは持ち帰りのみ。
持ち帰りやすく、しかもプラスティックではない容器をと考え、
食べた後に使え、リサイクルできる便にしてみました・・・
容器を汚さずババロア状のものを入れるためには、やはり絞り出しがいいかなと。
私にしては珍しく、目分量ではなく計量してます。

最後に、ビーツから作ったシロップをゼリーにして、蓋の下ギリギリまで埋めました。
ビーツを濃くすると、ビーツ特有の泥臭い風味が出るので、レモンと洋酒も加えてみました。

そうこうしていると、パイが焼けましたよ。
オーブンを開けるとバターの香りが漂います。


さぁ、ここからが、またちょっと緊張。
同じ大きさに、切り口を美しくカットするのは、難しい。

一回ずつ包丁の汚れを拭き取り、
パイはサクサクなので崩れないようにノコギリのように押し引きしながら切ります。
こんなコツも、今はネットで検索すると、わかるよね。
紅玉の皮の赤も少し見えるかな。

峰の原の紅葉の大トリのミズナラの黄色が美しい。

さぁ、お菓子を並べて準備スタート
バザーもね


毎年のことながら、力作ぞろい。
さぁ、お菓子パーティ、スタート。