超十八番

朝から霧雨。
昨日、パソコンのLINEを閉じたままになっていたのに気づかず、
チェックせずに畑のアルバイトに出かけたら、
いつも着替えるビニールハウスの扉が閉まり、シーン。
今朝はお休みだったんだ・・・


久々にパイを作りました。
分量の割合が簡単なのでお教えしますね。
強力粉1:薄力粉1:バター2:冷水1
例えば21センチ型でパイを焼くつもりなら、
50g:50g:100g:50cc
くらいかな、60グラムを1としてもいいかも。
注意が必要なのは、室温、湿度、です。
手から暖かさが伝わりバターが溶けます。
私は、粉もバターも、混ぜ合わせる容器(ボール)も全て冷やしてから作ります。
夏と冬では水分量を微妙に変えます。
と言っても、「こんな感じかな」程度ですけどね。
とにかく、パイも煮豆と一緒で、焦らないこと、待つことが大事かなと。
そして、何度も作ってみること。
お酢を少し入れると、パリッとした食感が少し続くということですが、
試したことはありません。

カボチャは茹でて裏ごしします。
道に落ちてた栗を拾ってきたので、圧力鍋で蒸したり、かぼちゃの種は炒っておやつに。
ほんと、無駄のないと申しますか、ケチと申しますか、捨てない暮らしです。

大きなホクホク系の、色はレモンイエローのカボチャで、
もう40年以上作り続けている、パンプキンパイを作りました。
焼くのではなく冷やし固めるので、レアパンプキンパイとでもいうのかな。
カボチャの種類で、味も色も変わりますが、それもたのしい。

パイ生地がうまくできたときは、伸びもいいし、扱いやすい。

パイ皿に敷き詰めてから、フォークでプツプツ空気抜きの穴を開けます。
穴を開ける道具も、とうとう買わずじまい。
でもフォークで十分かなと思います。
おかし作りも、道具を買い始めるとキリがない。

こんな風に、アルミのオモリを敷き詰めて焼き上げます。
ない頃は、使わなくなった碁石やお豆を入れていたこともありました。

重りを外してからもう一度空焼きして、秘蔵(たいそうな)のあんずジャムを塗ります。
これは、ツヤをつけたり、湿気を防ぐ、味のアクセントのためかなぁ。

パイに詰めるカボチャは、ゼラチンで固めるので、
かぼちゃのババロアみたいなものだと思ってくださいね。

左上にあるのは、かぼちゃの皮の色が残った部分を、小さく切ったもの。

こんな風に使います。
もっとコロコロでも可愛いかな。

デコレーション、もうちょっと複雑でもよかったかなぁと後悔。
この後、すぐに、赤ちゃんが生まれたばかりの若いお母さんのところへお届けしました。
お産で疲れた体に甘いものは、いいんじゃないかしら。

お菓子を作るときは、気持ちもスィートでなくちゃね。