クマイザサ(九枚笹)の収穫インタビュー

今日も快晴。
今のうちにと、あちこちで庭の片付けや冬支度、
道路ぎわの伐採なども始まり、なかなか活気のある秋です。


イベントで摘み取ったススキの茅ぼっちを回収して


快晴だったので、ちょっと自転車であやめ園あたりまで下りて
ノイバラの実とアヤメの穂先も、何にするあてもなく摘み取って

帰りは、葉っぱも落ちて明るくなった横見沢を自転車を押しながら通り抜け

なんだか変だと思いませんか。

実は夏からずっと業者が入って(地主にはお金を払い)、
今年の笹をチョキチョキと摘み取っているのです。
去年の笹の葉はすでに枯れて入れ、少々傷があっても今年発芽したものだそうです。
夏にもちょっと聞いたのですが、今回はもうちょっと詳しくインタビューしてみました。

クマザサというのは、大型の笹の総称で、これはクマイザサ(九枚笹)。
業者の方がおっしゃるには、裏目の凸凹の出っ張った部分に養分があるそうで、
この葉っぱを洗って、蒸して50トンもの重石をかけて圧搾して養分を抽出するそうです。
昔は高値で売れたそうですが今は、それほど高値ではないとか。

この人は一袋15キロ、1年で1.5t、もう一人は一袋10キロで1tくらい
集めておられるそうです。
ここが終われば雪の少ない浅間山の麓へ移動しますが、
まだまだここで摘み取る予定だとか。

インタビューの後、近所の一人暮らしの友人を訪ねて行くと、
「あそこで笹刈ってる人にもらったんだよ。期限が切れてるけどって」
と、こんなものを見せてくれました。
なんでも、息を切らして歩いていたら、くださったそうです。


ということで、私もちょっとお味見させていただきました。
うん、なんとなく笹の香り。飲みやすいですよ。
うーん、乾燥させたクマイザサをお茶にしている人もいますが、
この工程から考えると、乾燥させたくらいの量では養分は出そうにないなぁ。

インタビューはたのしい、こういう職業でもよかったかなぁ、今更ですが。