生まれてないって


きれいな朝。
すでに朝からハルゼミが鳴いてます。
緑は、人間でいうと20代くらいの色になりました。
何を着ても、美しく見えるのよねぇ、あの頃って。


望月町からの帰り、穏やかな夕暮れ時だったので、
きっと気持ちがいいだろうとここに立ち寄りました。

昼間は、大勢の人で賑わっていたらしいのですが、
夕方は、農作業をするスタッフの方や数人のディナーの予約のお客様だけのようでした。


ガーデンの端の方に、何か動くものをがいたので近寄っていくと、ヤギでした。
ヤギ子さんという名の彼女、この看板の説明によると、
どうやら私と同い年くらいらしいということで、ぐっと親しみがわきました。

ヤギ子さん、あなたのヤギ生、体に傷はあるし、口元にはオデキもあるし、
きっといろいろあったわよねぇ。

ここから、さっきまでいた望月町が奥の方に見えますねぇ。

このヴィラデストワイナリー、一緒に行った上田出身のお客さんに
「始めて来ました」「ここができたとき、私まだ生まれてないです」って言われちゃった。
最近「生まれてなかったです」って、よく言われるのよねぇ。
ヤギ子さん、あなたもそう言われること多くなりましたか。

日曜日はこれにして終了。