コスタリカのチーズ

今日も朝から、おひさま元気です!
日向ではレンゲツツジが咲き始めました。
今日は見晴台周辺の草を刈る予定ですが、
熱中症で倒れないようにしなくちゃ・・・

昨日のチーズの出来上がり状態はこれです。
モッツァレラにしてはキメが粗い、伸びが足らない・・・
むむ、でもこれは、もしや、アレでは・・・

コスタリカのパンの朝食
(ご飯の場合はガチョピントという豆ご飯が定番)は、
ざっとこんな感じ。
コーヒー(ネルドリップです)、果物、パン。
これは、アメリカの大学に留学してた若夫婦の家の朝食なので、
ちょっとおしゃれな感じかな。
といっても、この写真2006年ですから、
もう10年前の写真ですので、一昔前のもので、
今はまた変わっているかな。

この写真の右奥、バナナの後ろに
四角く白い豆腐のようなものが見えますよね。
これがコスタリカでいつも食べてたおなじみの
塩っぱいチーズです。

こんなボコボコの山道を行くと

ワイルドな牧場があり

牛もきままに、
森のなかで伸び伸び暮らしてます。
ああ、ラフだなぁ、全てが・・・
コスタリカに行くたびに、
ああ、これでもいいのかもと思ったり。

そして、無造作にサクサクと牛乳を絞り

買いに来る村人も、
その辺に転がっていそうなペットボトルを持って、
「牛乳ちょうだい」みたいな感じでやってきます。
まさに産直ですねぇ。

ここからが、今日の本題。
これまた消毒するという感じはなく、
絞った牛乳をバケツのような入れ物に入れて、

凝固剤入れて、もろもろになったら漉して、
すべて消毒、なんてものとは無縁、
台所用品のほとんどがプラスチックだったなぁ。

凝固剤は錠剤のようになっていて、
「これを半分くらいかな」と手で割って、
ぽいって感じで入れるので
「これ、なにで出来てるの」と聞くと
「さぁ。習った時からこれを使ってる」
とだけ答えてくれました。
まぁ、いいか・・・

そして、ここからはまるで木綿豆腐を作るのと同じで、
四角い年季の入った木枠(この家にずっとあるものらしい)
にカードを入れて・・・
もちろん、温度計なんてものは使わないし、
発酵時間も適当だったような。

軽い木の重しを乗せて水を切り、整形します。
とにかく塩っぱい!
健康オタクな日本人なら、
高血圧が気になって食べられないかも。

自分で作った今回のチーズも
丸くちぎってから20%の食塩水
(漬物の食塩水濃度と同じかな)に30分ほどつけるてから、
水気を切ってラップに包んで、
1、2日ほど寝かしてから食べ始めます。
まさにこの味、コスタリカチーズと同じでした。
そうか、塩水で菌の増殖を防いでたのね。
だから塩っぱかったのか・・・
自分で作ってやっと、あの塩の加減の意味が分かりました。
熱帯で冷蔵庫もなく(もちろん、すでに冷蔵庫はありますが)、
作り置きする知恵だったのかな、ふむふむ、納得。

ああ、なんだか、あの気だるさ、
どーにでもなれ!みたいな感じが懐かしい。
南国に行きたくなってきました・・・

いやいや、峰の原の草原の草がのび放題で、
私を待ってます!